少なくとも20年前から存在する古いルアー。スラッキングスペシャルは廃盤になってしまっていますが、ノーマルのベイスラッグは今でも店頭で見かけます。ベイスラッグと言えばシンキングペンシルのようなイメージですが実は「スラッキング」というアクションを加えることでその真価を発揮します。
主なスペック
サイズ | 80mm |
重さ | 11g |
タイプ | シンキング |
ウエイト | 固定 |
材質 | プラスチック |
フック |
ベイスラッグ スラッキングスペシャル 80mm
パッケージの説明書きより
2000年に発表以来、他には真似のできないオリジナルのS字蛇行スイムによって数々の実績を上げてきたベイスラッグ。シーバスフィッシングはその後も進化しつづけ、ボートゲームやデイゲームなど、発売当初にはなかったスタイルが主流になりつつある現在。ベイエリアのアングラーたちはその都度ベイスラッグに新しい使い方を見出してきました。中でも、当時タダ引きによるサイレントアピールをうたったベイスラッグを、ジャークを織り交ぜて使うことによりハイアピール・ルアーとして使ったメソッドが「スラッキング」です。Genesisはベイスラッグをスラッキング仕様に換装し、スラッキング・スペシャルとしてリメイクすると共に、約18gまでウエイトをUPしたエクストラ・シンキングバージョンもラインナップしました。
外観
ベイスラッグについて
ベイスラッグはシンキングペンシルのようにスローにリトリーブして使うものだとばかり思っていました。東京湾奥などにシーバスを狙いに行った際に他のアングラーがよく使っていた記憶があります。釣れたと言うので釣り方などの話を聞くとベイスラッグを使ってスローにリトリーブするとのことです。その後、ベイスラッグを手に入れてからスローで使っていたんですが、自分には全然釣れませんでした。S字形のいい動きするんですけどね。そんなこんなで封印状態のベイスラッグだったのですが、とある日、CD7の使い方でもお世話になったデイゲーマーRさんと釣りをした際、「スラッキングというテクニックがあるんですよ」と直に教えてもらったことがありました。実際にRさんの「スラッキング」を目の当たりにすると、これまでのベイスラッグのイメージとは全く違う動きをするのに驚いたのを覚えています。スラッキングのやり方は着水後少し沈めます(あまり沈めません1m以浅)。次にロッドを立て気味に持ってロッドティップを上方向に弾くように、チョン。。。チョン。。。と跳ね上げるとベイスラッグが左右にダートします。「チョン」の直後にわざとラインスラッグ(糸ふけ)を作るのが特徴でこのラインスラッグがダート後のフォーリングをより艶めかしくする効果があるんですよね。なるほどということで、地元でも試してみたところRさんの言う通りこれが凄いん爆発力があるんですよスラッキング。
写真はスモールマウスバスのものしかありませんが、シーバスも良く釣れます。とくにデイで。さすがはデイゲーマーRさんが多用するテクニック。何を投げても全く無反応だったところベイスラッグのスラッキングのみであっさり5連発なんていうこともありました。テールいヒラヒラが付いている「ベイスラッグ スラッキングスペシャル」は廃盤になってなかなか手に入らないのですがノーマルの「ベイスラッグ」でも同様の効果があります(ノーマルのベイスラッグでスラッキングをする場合は軽い方(ノーマルウエイト11g)を選んでください)。ノーマルはリアフックが付いているのですが邪魔なら外してしまってもいいかと思います(リアフックが付いていても意外とエビ状態にはならないですが)。写真を見ての通りリアフック付のノーマルベイスラッグを使ってますが、魚が掛かる場合はほとんどフロントフックだからです。一見するとワインド釣方と同じではないか?と思うでしょうが、ワインドとは似て非なるものなんです。ワインド専用のジグヘッドだとダート幅があり過ぎるのと、ダートとフォール速度が速すぎるんですが、ベイスラッグのスラッキングはフワッ。。。フワッ。。。っと柔らかい感じなんですよね。これがストラクチャーに付いている魚からしてみたらたまらないんだと思います。
そうそう、近距離戦なので飛距離はほどんど必要ないです。壁際やテトラ際などのストラクチャー周りで活躍すると思います。
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