ルアー(主にプラグ)の各部位と主なパーツの名称リストです。少なくとも以下の名称は押さえておきたいものです。
バックとベリー
まずは背中と腹側の名称から。ルアーのカラーで「何とかバック」とか「何んとかベリー」なんて聞くことがあると多いと思います。「バック」は言われなくてもなんとなく想像がつきやすいのですが「ベリー」って知っていないと何のこと?って戸惑ってしまいますよね。
バック
ルアーの背中側をバックと言います。背中側が青いルアーなんかはブルーバックなんて言いますよね。シーバスルアーで人気のチャートバックも背中(バック)が黄色(チャート)だからチャートバックというわけです。
ベリー
ルアーの腹側をベリーと言います。腹側がオレンジのルアーをオレンジベリーなんて言いますよね。シーバスのバチ抜けルアーの定番、レッドベリーも腹側(ベリー)が赤(レッド)だからレッドベリーというわけです。
ルアーに共通的な主な各部位
よくある2フック仕様のルアー代表格、「カウントダウン9」を使ってルアーの各部位を確認していきましょう。
リップ
リップは簡単に言うと水受けです。リップが水を受けることによって水面下へルアーを潜らせることができます。リップが短ければあまり潜らず、長ければ長いほど深く潜る傾向があります。またリップ形状によってはキャスト時の空気抵抗が大きいので遠投には不向きです。
ラインアイ
ラインアイはラインを結んだりスナップなどを通すリング状の部分です。会話では「ラインアイ」と言う事は少なく「アイ」と言ったりします。慣れていないと「ルアーの目玉」と勘違いしやすいので注意です。
フックアイ
フックアイはフックを取り付けるためのリング状の部分です。フックアイに直接フックを取り付けることは少なく(ダブルフックなど)、普通はフックアイにスプリットリングを取り付けてからフックを取り付けます。
スプリットリング
スプリットリングはフックアイとフックを連結させるためのパーツです。スプリットリングの大きさは#3,#4といったように「#番号」の形で表記されていて番号が大きくなるにつれてリングサイズが大きくなります。
フック
フックはルアーに付いている場所によってその呼び方が異なります。フックの大きさもスプリットリングと同様に#3,#4といったように「#番号」の形で表記されています。大きさはスプリットリングとは逆に数字が大きくなるにつれてフックサイズが小さくなります。
フロントフック
ルアーのフロント側(頭側)に付けるフック(針)です。
リアフック
ルアーのリア側(お尻側)に付けるフック(針)です。
3フック仕様のルアー
3フック仕様のルアーではフロントフックとリアフックの間のフックをミドルフックと呼びます。
リップレス(リップが付いていていない)のルアー 番外その1
リップは水受けでルアーを潜らせると書きましたが、リップレスでもある程度ルアーを潜らせることができます。下はリップレスミノーの代表格コモモ125SF。
リップは付いていませんが、斜め下へカットされたようなヘッド(頭)に水を受けさせることで水面下へ潜らせることができます。
リップレスミノーの場合は潜るといっても水面直下程度のものが多いのでドシャロー(極浅)やシャロー(浅い)エリアで使用することが一般的です。またリップによる空気抵抗が無いので飛距離を稼げるというメリットもあります。
ポッパータイプのルアー 番外その2
ポッパータイプのルアーは、ヘッド先端部分にカップと呼ばれるパーツが付いていることが多いです。加えてリアフックにはフェザーと呼ばれるパーツが付いているものもあります。
このカップによって水しぶきを上げさせたり(スプラッシュ)、ボコっとかポコッと音(ポップ音)を出せるのがポッパーの特徴。
またフェザーが付いているとロッドアクションをした際、水中にあるフェザーが抵抗になってルアーの移動距離を抑える働きがあります。
最後に
ルアーの各部位について見てきました。とりあえずここに挙げた部位を最低限知っておけばフィールドなどでの会話であまり困ることはないかと思います。
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