オリジナルは、ミラクルワークスのビリケン105mm。これはオリジナルのプラスティック版です。15年位前に購入したでしょうか。オリジナルはウッドで固定重心なのに対して、プラスティック版では移動重心システムを採用しています(後発のプラスティック版では固定重心のものもあり)。ミラクルワークスと言えばジャーキング。この移動重心システムがジャークの邪魔をしそうなのですが、実際はそんなことはなく、よく平を打ち、移動重心のウエイトがコトコトとオリジナルにはない音のアピールがあり、これはこれで有りだと思います。オリジナルは、高浮力でほぼ表層系なのに対し、プラスティック版は浮力が幾らか抑えられており一段下のレンジ設定になっています。見た目とは裏腹にタダ巻きでもしっかり泳ぎます。ただ、やはりジャーキングの釣りが面白く、軽めのジャークで使ってみてください。自分の場合、良型が良くアタックしてくるように思います。
主なスペック
サイズ | 105mm |
重さ | 25g |
タイプ | フローティング |
ウエイト | 移動重心(マグネットなし) |
材質 | プラスチック |
ジャーキングダーター【メケメケ】、サブサーフェイスランナー【ハンマー】等数々のハイパフォーマンスルアーを世に送り出しているハンドメイドビルダーミラクルワークス代表『増田 聡』。本製品は彼自身の手によってプラスチック用にチューニングされたもので、そのポテンシャルの高さはオリジナルに勝るとも劣りません。
パッケージ裏の説明書きより
外観
オリジナルを忠実に再現したボディ。
ミラクルワークス独特の鎌倉彫りデザインも忠実に再現されています。
この個体はメッキバージョンなのでギラギラ感が半端ないですよね。いかにもデイで活躍しそうなんですが、デイでは使ったことが無いんですよね。今度試してみようかな。
重さは26g前後。一般的なシーバスロッドで使用可能。
独特なリップが特徴的。
いかにも乱反射しそうな鎌倉彫りのボディ。このデザインは今見ても斬新だなぁとつくづく。
最後に
オリジナルを忠実に再現した見た目とは裏腹に、オリジナルとは似て非なるものなんですよね実は。というのもオリジナルは固定重心なのに対してこちらは、重心移動なのでルアーの立ち上がりが全く異なります。着水時はウエイトがお尻側になっているので、オリジナルでは見られない立浮き状態。でもこれがプラ版ならではの独特な使い方ができるポイント。立浮き状態からジャークを入れるとオリジナルより派手にスプラッシュを上げてくれたりします。またウエイトがゴトゴトと音がうるさいので(ラトル効果?)アピール効果大!?。台風後などの濁りが酷いときに意外といい仕事してくれたこともあるんですよね。普段はオリジナルのウッド版、特別アピールしたいときはプラスチック版という使い分けもおもしろいですね。
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