チューンドK-TENリップルポッパー。初めてこのルアーを使ったとき凄い使いにくいルアーだなぁと思いました。というのもポッパーという名のとおり、普通のポッパー感覚で使っていたのです。ロッドアクションで派手にスプラッシュさせたりといったことを期待していたのですが期待外れ。スプラッシュするどころかすぐにフロントフックにラインが絡まり使い物にならない。最初はそんな感じでしたが、のちにこのTKRPで90UPのシーバスを釣ることになってしまうのです。
釣果:★★★★★
主なスペック
サイズ | 90mm |
重さ | 12g |
タイプ | フローティング |
ウエイト | 移動重心(マグネット) |
材質 | プラスチック |
フック | ST-46 #4 リング:#3 |
外観
TKRPについて
ポッパーという名前が付いていますが、どちらかというとミノーという方がしっくりきます。最初にも書きましたが、ロッドアクションうんぬんというルアーではないです。変にロッドアクションを加えるとフロントフックにラインが絡まり使い物になりません。
とある日の夜、満潮からの下げでド干潮まで粘ってみたものの何を投げてもダメな日がありました。
もう浅すぎてもうトップしか投げられない状態。
ダメ元で手元にあったTKRPをアップクロスで遠投。川の流れに乗せながらなんとなくスローに巻いてきたところ良型シーバスが連発なんてことがありました。ほんとに連発。
この出来事をきっかけにTKRPをよく使うようになりましたね。
自分の場合、夜の釣りでデッドスローまたはスローのただ巻きです。
そしてたまにリールを1/4回転分クイックに回してほんの少しだけアクションを付ける感じ。
リトリーブ時にはルアー自体はほとんどアクションしません。悪く言えば水面直下を棒状態で泳ぎます。
タダ巻き時の泳ぎをよく観察するとこれが絶妙で、水面薄皮一枚下をなでるように棒状態の中でも水流の変化などで時々ふらついたりしているんですよね。
トップといってもV字引き波系でもなく、水面薄皮一枚下なのでリトリーブ時に水面変化はあまり感じられません。(当然、ロッドティップを高くすればV字引き波も作れますし、アクションを加えることによって水面変化は感じます。)
よくよく考えるとこうゆうルアーほとんど無いんじゃないかと。
改めて凄いバランス感覚のルアーだなと。
あと、ある程度流れのある場所ではドリフトも成績が良いです。
ドリフトする時は着水時にウエイトを確実に戻すために少しトゥイッチ入れます。(たぶんタックルハウスの移動重心システムは超優秀なので着水直後には十中八九、自動的にウエイトは戻っていると思いますが念のため)
ドリフト時のリーリングはラインスラッグを巻き取る程度。
水面薄皮一枚下を控えめに漂うTKRPにシーバスがたまらずがバイトしてくるといった感じです。
そして、なんとなくTKRPではなぜか型の良いシーバスが多く食ってくる印象です。
あまり人気のないルアーのようですが、自分には最大90UPを連れてきてくれた思い入れのあるルアーです。
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